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TSUを使っても稼げない「こんな」人たちは、招待されてもやめておけ

Index of this Article
1. tsuって何?
2. SNSの本質
3. アフィリとマルチが混ざり合ったSNS
4. なぜ本国U.S.A.で称賛されるのか?
5. 忠告! こんな人はやめておけ
6. tsuはこんな人にこそ使って欲しい
7. 稼ぐことは悪ではなく・・・
8. 稼ぐことが楽しいと思えたら続けられる
9. 二の足を踏む理由
tsuって何?
先月後半、アメリカの「Unlock Tsu(アンロック スー)」という会社が新型のSNSを開発し、10月21日に「Tsu(スー)」というサービスを立ち上げました。(読み方は「スー」なのか「ツー」なのか、よく分かりません。)
https://www.tsu.co/
日本でもここ数日で急速にその存在が認知されてきていますが、こちらを執筆時点ではまだ日本語化されていないです。喩えるならフェイスブックとほぼ一緒の無料で使えるソーシャルネットワーク系のサービスです。実名強制ではなく匿名も可能です。やることは、知り合いを招待して友達を増やして投稿して楽しく繋がりましょう、という感じです。大きな違いは「広告費をユーザーにも還元してくれる点」です。そもそも、フェイスブックを私たちユーザーは無料で利用できるのは何故でしょうか?フェイスブックやっていると、いろんな商品やサービス、企業の広告が表示されますが、そこからの広告収入や掲載料でフェイスブックは稼いでいるわけです。tsuのユーザーに対する還元率は90%だそうです。ユーザーからするとフェイスブックと同じ感じで利用しているのに、投稿すればするほど、人気のある記事を書けば書くほど、勝手に報酬が還元されていく、というイメージです。
TSUと書いてスーと読む。
tsū(スー)とは、簡単に言ってしまえば、mixiと似たような招待制のSNSです。違いは、ユーザーが報酬を稼ぐことができるSNSであるということ。
巷で言われていることは・・・収益発生型SNSが登場して、急速に広まっているようだ。通常のSNSは広告主からの広告費を本部が総取りなところ、このSNSは本部とユーザーでシェアするというものであり、初期メンバーのほうが、より多くの分配金を貰える。早期登録が圧倒的に得。そのコンセプトに共感した人が集って爆発的に拡がっているといい、どれくらい爆発的に拡がったのかというと、開始1ヵ月で100万ユーザーを超えた。100万ユーザーまではフェイスブックが10ヵ月、TWITTERが24ヵ月かかっているので圧倒的な早さだといえる。また、登録ユーザーの盛り上がり方もすごい。まず、毎日夕方に自動的に報酬が発生するのでそれをチェックするためにログインする人多数。そして、その人たちは、いいねやシェアなどアクションするので総登録人数に対して、アクティブユーザー数が多い。さらに、友達申請や投稿やシェアをたくさんしても、アカウント停止などのペナルティがなく、むしろ友達も報酬も増えていくので、ガンガン使う人多数・・・。
SNSの本質
そもそも、SNSというものについて、ちょっとよく考えてみて欲しいのですが、Facebookを使っていて、1円でも貰えたことがあるでしょうか? いいね!を10個貰おうが、100個貰おうが、1万個貰おうが、1円にもなりはしませんね。アメブロやライブドアブログを書いていて、1円でも貰えたことがあるでしょうか?読者が100人いようと、1000人いようと、1万人いようと、1円にもなりはしませんね。Twitterアカウントのフォロワーが10人だろうと、500人だろうと、10万人だろうと、変わりません。1円にもなりはしません。自分のツイートが10回リツイートされても、1000回リツイートされても、100万回リツイートされようとも、別に1円にもなりはしませんね。ただ気疲れが増して時間を失うだけだともいえます。人生には寿命という限りがあります。極論してしまえば、時間を失うということは、すなわち自分の命を失うということに等しいわけです。
さて、ソーシャルネットワーキングサービスのビジネスとしての本質は、人々にコンテンツを提供させて、アクセスを集めて、広告収入を得ているわけです。だからこそ、人とコンテンツが集まれば集まるだけ良いし、集まらなければ終わり、成り立たなくなります。ゲームなどの有料コンテンツに対する課金をメインにしているところについては、それ自体が商売なので、あまり説明するまでもないですが、かつての古き良き家庭用テレビゲームが舞台をオンラインに移しただけですね。
アフィリとマルチが混ざり合ったSNS
TSUのシステムというのは、なんだかアフィリエイトとアムウェイが混ざり合ったような匂いがします。情報商材系のASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)のインフォトップなどでも2ティア制は採用されていますが、tsuにも2ティア、3ティア、4ティアのような親子、孫・・・の関係があり、子や孫の収益が親やその上の者に分配される仕組みになっています。ちなみに、MLM(マルチレベリングマーケティング)の雄であるAmwayは無限ティア制であり、その中では何人たりとも覆すことのできない厳然たる序列が存在します。それは、紹介した人と紹介された人の関係であり、まあ、簡単にいってしまえば、師弟関係であり、相対的な先輩と後輩の関係です。先輩は後輩の稼いだ収益に応じてマージンを受け取ることができますが、逆に後輩は先輩の稼いだ収益に対するマージンは1銭も受け取れません。tsuもまた同じです。年功序列ならぬ、先功序列ですね。だから、誰もが後輩(被紹介者)を増やしたがります。tsuもまた同じです。tsuの利用者がやたら新参者を募って招待したがるのは、自分のティア(配下)を増やせば、その分、多くの収益が見込めるからなのです。まあ、べつに、それを蟻地獄と言うつもりもないし、ブラックホールと言うつもりもないですが。しかし、そのどちらの中心にも存在するのは、人々を巻き込み呑み込んでいこうとする強力な吸引力であり、それが渇望に支えられた拡大のエネルギーであることは間違いないです。Amwayの母国U.S.A.ではディストリビューターは歴としたビジネスマンとして社会的にも広く認知されていますが、日本ではMLMと聞いただけで目の敵にするようなアンチ多数で肩身が狭いらしいですし、何かというとステマを糾弾したがり、マルチ商法への毛嫌いが強い、そんな偏見の多い日本の風土で、果たしてtsuが日本人の心に馴染み、いつしか受け入れられる日が来るでしょうか? もしかしたら難しいかもしれません。そういう意味では今後流行るかどうかに関しては未知数と言えます。気持ち悪がったり、拒絶反応を示す人は少なからず出てくることでしょうね。
なんとなく、楽天ブログがSNS(ブログ)とASP(楽天アフィリエイト)が合体したものだというなら、tsuはSNSとMLMの2つが合体したものということができるかもしれない。ある意味で、生まれるべくして生まれてきたシステムなのかもしれない。
なぜ本国U.S.A.で称賛されるのか?
ちょっと脱線してしまいますが、なぜ本国U.S.A.でAmwayが称賛される存在であるのか、まずはその本質の一端に触れておきたいと思います。簡単に言ってしまうと、それが誰でもどんな人でも、アムウェイにはやればやった分だけ、富と豊かさを享受できる仕組みが備わっているからです。全ての人に不労所得を得る機会を提供し得るという点が評価されるわけです。だからこそ、アメリカの文化では、誰でも稼ぐチャンスが得られるSNSであるtsuの高評価にも通じるものがあるわけですね。その点、日本文化は、「稼いだ者が勝ち」止まりなんです。シビアな資本主義です。でも欧米文化の道徳的な根底にはキリスト教が深く根ざしているので、自分だけ良ければそれで良いという人は「人でなし」であり、「ちっちゃいヤツ」なんです。大事なのは「隣人を愛せよ」の精神なのです。自分が稼ぐのではなく、他者を稼がせた人が最も偉い、ということになるわけです。分け隔て無く万民に、稼ぐ(豊かになる)チャンスを与えることができるビジネスモデルともなれば、それはまさに神からの賜物であるわけです。「稼いだ者が勝ち」なのではなく、「稼がせた者が勝ち」それが欧米です。前述したディストリビューターにしても、アムウェイは配下を増やすことよりも、いかに多くの配下を独立させたかを評価し、それがランクとボーナスとして恒久的に授与されます。どういうことかというと、2ティア、3ティアのように配下が増えていくのを家系図に例えると、自分(A)の配下である一定以上の稼ぐ力を持つ人(B)が現れた場合、その人(B)の配下ごと株分けされます。Bが独立するわけです。戦国時代であれば、一族の一家臣だった者が、戦で武功を挙げて、一国一城の大名に立身出世するようなものです。実はBが独立してしまうと、AにはB配下が上げる収益は計算外となり直接の収益は入ってこなくなります。しかしここからが面白いところで、部下が独立したら縁が切れてハイおしまい、ではないのです。その後、Aには、Bを独立させたことに対するランクと恩賞が与えられるようになります。ちゃんと育てた人には見返りが約束されています。まさに部下を独立・出世させることが評価されるシステムであるわけです。そして、さらにAがA配下のCを独立させればさらに恩賞が増し、その後さらに、かつてAの配下から独立を果たしたBがB配下のCを独立させた場合にも、Aの評価が上がり恩賞がどんどん増えていきます。自分を起点とするピラミッドの中から、より多くの優れた逸材を育てた人がより豊かになり出世する、やればやっただけの見返りのある非常にうまくできたシステムです。さらに、アムウェイのディストリビューターの仕組みの凄いところは、こうやって自分が頑張って構築したネットワークや得たランクに関しては、自分の子孫に受け継ぐことができます。規約で保証されており、まるで財産と同じように、本当に子どもに相続させることができます。会社に喩えるならば、親のポストが部長だったとして、その人が引退する時に、その人の子どもが給料も権限もそのまま現状維持で、自動的に部長職に就けるような待遇であるわけです。家族を大切にするアメリカらしい秀逸な仕組みだと言えます。
忠告! こんな人はやめておけ
さて話が大幅に横道に逸れてしまいましたので戻したいと思います。本題は、TSUを使っても稼げない人は「こんな」人たち、なので、そろそろそちらの方向(tsuの利用をお勧めしない人々)について、書いていきましょう。まず、tsuを使っても稼げない人のグループは大別して2つあります。結論からいうと、1つは、みんなが登録しているので、自分も、というタイプ。もう1つは、既にコンテンツを持っている人、です。
まず1つ目、「みんなが登録しているので、自分も」について、このタイプの人がたとえ100人集まろうと1000人集まろうと、人々を惹き付け、集客できるような魅力ある面白いコンテンツを生み出すことは不可能です。そういうのを昔からの言葉で烏合の衆といいます。tsuで分配されるのが広告収入なのだとしたら、閲覧者が集まらなければ収益も上がらないわけです。世の中に流されてなんとなく稼げるらしいからというので登録して他力本願丸出しで指をくわえて見ていたとしても、お客(閲覧者)は集まりません。無論、tsu利用者同士の出会いから、三人寄れば文殊の知恵で、そこで何かしら素晴らしいコンテンツを共同制作できる仲間が集まる可能性もなきにしもあらずであり、そうなるとまた違った展開が期待できるかもしれないという一縷の望みが描けないではないとは思いますが、そういうクリエイティブなことができるような人なら、べつにわざわざtsuでなくても、自分達のドメインでサービスを立ち上げられるのではないかと推察します。
次に2つ目、「もう既にコンテンツを持っている人」について、これは自分のブログ、ホームページやフェイスブックを持っている人だとしたら、そちらに腰を据えてマネタイズを図る方が長期的に見て遥かにメリットが大きいと思われますね。何故かというと、tsuの収益は分配制だからです。ある程度、自分のコンテンツで稼げる人がそこに入ってしまうと、せっかく自分のコンテンツで稼いだ収益もみんなで山分けにされてしまうため、逆に自分の実入りが薄まってしまうことになります。第一、tsuというサービスがこの先、いったい何年残るものなのか?ということだけでも全くもって不明なのです。そういう訳で、今持っている自分のプラットフォームに専念することは肝心です。自らのコンテンツ力で収益を出せる人が、敢えてtsuに入る意味は何もないと思われます。
ここまで書いてきて、ふと感じましたね、なんか、tsuの中に見た「資本主義の中に生まれ出づる社会主義システム」みたいなものを…。万民平等なんて絶対にありえないからこそ逆に求めたくなる「理想郷」って感じがしてきました。そして、なんかこれって社会の縮図そのままというか、民間の会社とそっくり同じだなあと。使えない人間が何人集まっても無意味だし、社員でも本当に実力があり有能な人は(より高いステージを求めて転職したり、独立したりして)どんどん辞めて外へ出て行く・・・。
tsuはこんな人にこそ使って欲しい
tsuをやめておいた方が良い人を(独断かつ一方的、かつ上から目線的に)あげつらってみたところで、逆に、tsuの利用を止めはしない人についても触れておきたく思います。tsuを使っても良い人、それは、「他のSNS使っていてもお金もらえないところ『TSU』だと、お金までもらえてしまう♪ ワーイ(^▽^)」という感じで、素直に、無邪気にソーシャルネットワークとして楽しむことができる人です。要はこの一点に尽きます。誰が何と言っても、やはり一番のポイントは、ソーシャルツールとして楽しめるかどうか、そこなんじゃないか、と思いますね。だって、純粋に楽しむことができなければ、SNSなんてただ面倒くさくて、気が疲れるだけで、時間の浪費、不毛以外の何物でも無いものなんですから・・・。
登録の仕方
登録フォームは英語で書かれていますので、以下を参考にして下さい。
Name は お名前です。
LAST NAME は 苗字
FIRST NAME は 名前
Gender は 性別です。
MALE が 男性
FEMALE が 女性
USERNAME は IDです。お好きな英字を入れて下さい。
Birth Date は お誕生日です。
月、日、年の順番で入れます。
月は、以下の対応表を見て下さい。
1月 January
2月 February
3月 March
4月 April
5月 May
6月 June
7月 July
8月 August
9月 September
10月 October
11月 November
12月 December
日にちと年は、数字で、入力。
Email は、パソコンのメールアドレスです。
Password は、お好きなものを設定して下さい。
全部入力したら、
sign up & go straight to content を押して登録完了です。
稼ぐことは悪ではなく・・・
ここまで書いてきて語弊が生じているかもしれないので敢えてツッコミを入れておきますが、決してネットで稼ぐことを否定するつもりは毛頭ありません。スタンスとしては、むしろ、稼ぐことは正義であり、素晴らしいことだと思っています。昔の人は「金は天下の回りもの」と絶妙に上手いことを言ったものですが、まさにその通りで、誰かが稼いでそのお金を使えば、また他の人の元にお金が行き渡るわけで、そのサイクルを回すためには、まずはお金を稼ぐこと(マネタイズ)が肝要であり、そういう意識(商売根性的な精神的ベクトル)というものは、じつは非常に大事なことだと考えます。しかしながら、ここで決して忘れてはいけないのは、人を騙したり、陥れたり、相手に嘘をついてまで、収益を追い求めるのは間違っているということです。脅して金品を巻き上げるのが恐喝なら、相手のためにならないことをして儲けるのは、泥棒と同じです。あるいは詐欺師です。いずれもそれは商売ではなく犯罪行為でしかないのです。人の世の常としてまず重要なこと、それは、基本的に相手が気持ち良くハッピー(^▽^)になることができて初めて、儲けを貰える権利が生まれてくるものだと思います。ですから、tsuにしても、私利私欲に目がくらんで、ただひたすら自分の配下を増やそうと、それだけに躍起になっているような人というのは、とても哀れな人だと思います。もし誰かを招待するにしても、「一緒に儲けようぜ!」という、そういう気持ちを一番に大切にして欲しいものだと思いますね。それがさらに、一緒に面白いコンテンツを作ろうぜ!という方向に向かっていくとしたならば、言うことなしだし、まさにそれこそ、SNSというツールの持つ無限の可能性の本領なのではないでしょうか?
まあ、賛否両論、世の中には様々な考え方があり、その嗜好も十人十色であることは間違いありません。今回のtsuに限らず、こういったサービスは今後どうなるのか全く分からないというのが正直なところでありまして、フェイスブックがここまで流行り、LINE(ライン)の成長などを考えると、これから先どこがどうなっていくのか、先のことは皆目分からないところではありますが、今後フェイスブックがもしかしたら大衆に飽きられてくるという事があれば、また次の「何か」が出てくるんでしょうね〜。ネット系はまさに栄枯盛衰。スピードが速く、飽きも早い、ものですからね (^_^;)
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